MaCa Editor は、Markdown と図を Markdown Package Specification(mdpkg
仕様)に則った .mdpkg
というひとつのファイルにまとめ、を閲覧・編集するためのデスクトップエディタです。
Markdown 文書の編集と SVG ベースの作図を 1
つのアプリケーションで行い、文章・画像・図をまとめて管理できます。
- リポジトリ: https://github.com/mdpkg/MaCaEditor
- ライセンス: MIT License
このツールが解決する問題
通常、文章と図は別々のツールで作ることが多いです。文章は Markdown エディタ、図は draw.io や Excalidraw などで作成し、最後に画像として貼り付けます。
例えば、技術資料を書いているときに、図を直したくなることがあります。
そのたびに、図ツールを開いて編集し、画像として書き出し、Markdown の
images/
フォルダに置き直して、本文のリンク先が古い画像のままになっていないかを確認する、という手順を繰り返していました。
文章の修正が 1 行なのに、図の更新に数分かかることもあります。
しかも、書き出した画像と Markdown
のリンクが別々に管理されているため、どちらかを更新し忘れると、資料全体の整合性が崩れます。
MaCa Editor
は、この「文章と図を別々に管理する」手間を減らすことを目的としています。.mdpkg
というパッケージ形式の中に、Markdown 文書・画像・SVG
図をまとめて保持し、1
つのアプリケーションで編集できるようにしています。
なぜ 1 つのアプリケーションにまとめるのか
文章と図を同じパッケージに保持すると、以下の利点があります。
- 参照の整合性が保たれる: 図や画像のリンクがパッケージ内の相対パスで管理され、ファイルの移動や欠落を防ぎやすい
- 編集の往復が減る: プレビュー上の図をクリックすると Drawing Editor が開き、その場で再編集できる
- 配布が単純になる:
.mdpkg1 ファイルで文章・画像・図をまとめて持ち運べる
冒頭で挙げた「図を直すたびに書き出しと貼り直しを繰り返す」体験は、この設計でどのように改善されるのでしょうか。
まず、図の書き出しと貼り直しという手順自体がなくなります。 図は SVG としてパッケージ内に保持され、Markdown からはパッケージ内の相対パスで参照されます。 図を編集するときは、プレビュー上の図をクリックして Drawing Editor を開き、その場で書き出しなしに更新できます。 文章の修正が 1 行でも図の更新に数分かかる、という手間は、書き出しと貼り直しの往復が消えることで解消されます。
また、画像とリンクが別々に管理されていたために更新し忘れて整合性が崩れる問題も、構造上起こりにくくなります。 図とそれを参照する Markdown が同じパッケージにあり、リンクは相対パスで解決されるため、図を更新したときにリンク先を探し直す必要がありません。 ファイルの移動や欠落も、パッケージ内で管理されることで防ぎやすくなります。
つまり、この設計は「図の更新にかかる手間」と「図と文章の整合性を保つ手間」の両方を、1 つの場所で編集できるようにすることで削減しています。
主な機能
主な機能は以下の通りです。
- Markdown の編集とプレビュー
- ファイルと画像の管理
- Drawing Editor
- PlantUML・Mermaid
名称の由来
名称の MaCa は、Markdown と Canvas に由来します。Markdown による文章編集と、Canvas(描画領域)による SVG 作図を組み合わせた設計であることが、名称に表れています。
デモ動画
まとめ
MaCa Editor は、Markdown 文書と SVG 図を 1 つの .mdpkg
パッケージにまとめて管理できるデスクトップエディタです。
文章・画像・図を同じ場所で編集・管理したい場合に適しており、図を多用する人にとってうれしいアプリケーションとなっています。

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