2019年1月3日木曜日

docker-compose で Upsource を試す - 起動からJavaプロジェクト作成まで

使いこなすには至っていないけれど、起動から Java プロジェクト作成と Code Intelligence の有効化までやったので手順をメモ。

レビュー機能とかには今回触れません。

環境

  • OS: Windows 10 Pro
  • docker: Docker version 18.09.0, build 4d60db4
  • docker-compose: docker-compose version 1.23.2, build 1110ad01
  • 使用イメージ

事前準備

docker-compose ファイルを作る

version: '3'
services:
    upsource:
        image: jetbrains/upsource:2018.2.1141
        volumes:
            - upsource-data:/opt/upsource/data
            - upsource-conf:/opt/upsource/conf
            - upsource-logs:/opt/upsource/logs
            - upsource-backup:/opt/upsource/backups
        ports:
            - "8080:8080"
volumes:
    upsource-data:
        external: true
    upsource-conf:
        external: true
    upsource-logs:
        external: true
    upsource-backup:
        external: true

ボリュームを作る

docker volume create upsource-data
docker volume create upsource-conf
docker volume create upsource-logs
docker volume create upsource-backup

リポジトリを用意する

とりあえず、自分の GitHub の Java プロジェクトを食わせてみる。

mikoto2000/artags

これ、 DOM から SAX に変更したいんですよね...。

起動から初期設定まで

起動

docker-compose up -d

初回ログイン

http://localhost:8080 にアクセスすると、図1 の画面になる。

図1 初回ログイン画

ログインボタンの直上の Show token location inside Docker container を押下して、 トークンファイルの場所を表示する。

そしたら docker-compose exec で立ち上げたコンテナに接続し、ファイルの内容を表示する。

docker-compose exec upsource cat /PATH/TO/wizard_token.txt

ファイルの内容を Token テキストフィールドに張り付けて Log in ボタンを押す。

初期設定

初期設定が終わると、図2 の画面になるので、 Set up のリンクを押す。

図2 初回起動画面

Confirm Settings

図3 の画面で Upsource サーバー設定を行う。

図3 Confirm Settings
  • (protocol): HTTP
  • Base URL: http://localhost:8080
  • Application Listen Port: 8080
  • Advanced Setting: Docker の Volume 設定を変更していた場合はそれに合わせて変更する
  • Send usage statistics anonymously: とりあえず使うだけなので OFF に

で、 Next ボタン押下。

Configure Hub Service

図4 で Hub Service のための設定を行う。

図4 Configure Hub Service
  • Hub service: Use Built-In Hub
  • Create Admin Login: admin
  • Create Admin Password: password
  • Repeat Password: password
  • Enable login as guest: OFF

で、 Next ボタン押下。

Confirm License

図5 でライセンスの設定を行う。

図5 Confirm License

お試しなのですべてデフォルトで OK, Finish ボタン押下。

図6, 7 のようにチクタク頑張ってくれるので待つ。

図6 設定中画面その1
図7 設定中画面その2

ユーザー作成

設定が完了したら図8のようなログイン画面になるので、 初期設定で作った admin ユーザーでログインし、ユーザー作成・ロールの追加を行う。 (図8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17)

図8 ログイン画面
図9 ログイン後、ウェルカム画面
図10 管理画面アイコンを押下
図11 Users を選択
図12 New user... ボタンを押下
図13 Create user を押下
図14 ユーザー情報を入力して Create ボタン押下

今回入力するユーザー情報:

  • Full Name: Ohyuki Mikoto
  • Email: mikoto2000@gmail.com
  • Password: password
  • Confirm: password
  • Force changing password: チェックを入れる
図15 ロール画面へ

基本的にデフォルトで OK, 変更したいところがあれば修正する感じで。

図16 Grant role... ボタン押下
図17 Global な System Admin のロールを追加

今回入力するロール情報:

  • Role: System Admin
  • In project: Global

ロールとパーミッションの詳細は以下のページを参照。

作成したユーザーでプロジェクトを作成

admin ログアウト → mikoto2000 でログイン → artags プロジェクト作成 とやっていく。

今回は、 GitHub プロジェクトを参照する形でプロジェクトを作成する。 (図18, 19, 20, 21, 22, 23)

http://localhost:8080/ に接続しなおす。

図18 admin ログアウト
図19 作ったユーザーでログイン
図20 初回ログイン時のパスワード変更
図21 GitHup を利用したプロジェクト作成のためのリンクを押下
図22 必要情報を記述して Create project ボタン押下

今回入力したプロジェクト情報:

  • Repository URL: https://github.com/mikoto2000/artags
  • Authentication method: Anonymous

GitHub のリポジトリと密に連携したい場合には SSH key とか Token とか作っていろいろできるみたい。

図23 プロジェクト作成され、初期化が開始される

プロジェクトの Code Intelligence を有効にする

Code Intelligence を有効にすると、コードチェックして警告してくれるので、それをやっていく。 (図24, 25, 26, 27)

図24 Upsource のトップページから管理画面へ移動
図25 Edit project 押下
図26 Code Intelligence タブを押下
図27 Enable code intelligence にチェックを入れ、必要な設定を行う
  • Enable code intelligence: チェック
  • Run code inspections: チェック
  • Inspection profile: (空欄)
  • Convert project model: Detect automatically
  • Project root directory: (空欄)
  • JavaScript support: Off
  • PHP support: Off
  • Python support Off

Code Intelligence についての詳細は次のページ参照のこと。

Code Intelligence の結果確認

解析が終わると、図28 のように警告などが表示されるようになる。

図28 code intelligence 結果

以上。

参考資料

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