2024年12月6日金曜日

keyinput-delayer.vim で Vim での編集力を鍛える

この記事は Vim advent calendar 2024(Adventar) の4日目の記事です。

この記事はなに?

mikoto2000/keyinput-delayer.vim: 別名「Vimmer 養成ギプス」。 を作ったので、その宣伝です。

人はついつい「知っている方法・慣れた方法」で物事を進めてしまう。

それは Vim における編集でも同じことで、ついつい h, j, k, l での移動をしてしまいがちです。

それはなぜかというと、「キー入力のコストがとても低いから」であると私は考えました。

キー入力のコストがもっと高ければ、丁寧丁寧丁寧に操作を吟味してキー入力をすることでしょう。

例えば、帯域の狭い回線の SSH で、エコーバックがなかなか帰ってこない時、いつもより丁寧に操作をしたことはありませんか?

そんな環境を Vim 上で再現するのが mikoto2000/keyinput-delayer.vim, 別名「Vimmer 養成ギプス」です。

使い方

let g:keyinput_delayer_delay_time = "1000m" のようにディレイ時間を設定し、 keyinput_delayer#ToggleKeyInputDelay() を呼び出すことで、ディレイのあり・なしを切り替えます。

例えばディレイを 1 秒にしたとき、 10 行下に移動するために必要な時間は以下のようになります。

  • j x 10 : 10 秒
  • 10j : 3 秒

これを見て分かる通り、キーインプットのコストが非常に高くなるため、 「タイプ数を減らして編集を実現する」という意識が高くなります。

皆さんも keyinput-delayer.vim を導入して Vim のキーストロークゴルフ思考を身に着けていきましょう!

類似プラグイン

同じ目的のプラグインが存在することを vim-jp で教えていただきました。

こちらは、連続の 1 マス移動でカーソルが全く動かなくなるので、 よりストイックに鍛えたい方に向いているのではないでしょうか?

以上、 keyinput-delayer.vim の宣伝でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿